すずらん歯科 理事長
人生100年時代の健康をみすえて
人生100年時代、私たち歯科医院に求められること、また私たち歯科医療従事者の使命とはいったいなんでしょう?
そのキーワードは予防と健康です。
私たちはこの大きな課題に対し、患者様の口腔の健康と全身の健康の関わりを常に注視し、機能咬合論に基づいた包括歯科臨床に取り組み日々研鑽を続けております。局所を単位とした治療には限界があり、口腔から全身を、全身から口腔を診る目を養うとともにチームメンバー全員で患者様の健康をサポートし続けたいと考えております。そのためにも「あなたの健康のことを一番わかっているパートナー」の育成が大切です。
患者様と心を通わせることが出来てそして患者様の心も満たすためには、高い人間性が求められることは、言うまでもありません。私たちは、医療従事者として技術的向上だけでなく人として人間力を育て、地域歯科医療に少しでも貢献できればと考えております。
日々めまぐるしく変化する中で、変わらないもの、変わっていくもの、変えてはいけないもの、変えなければならないものをきちんと見据えながら私たちは常にチームメンバーとともに理念や意識を共有し、患者様の健康の回復、健康の維持に努めて参りたいと思います。
略歴・所属学会
- 鹿児島大学歯学部卒業
- 歯学博士【東京歯科大学解剖学講座】
- ICOI国際インプラント学会会員
- 日本口腔インプラント学会会員
- KIRG九州インプラント研究会会員
- 日本顎口腔学会会員
- スタディグループ筒井塾
- 咬合療法研究会会員
- 国際歯周内科学研究会会員
- 日本審美歯科学会会員
ママとこどものはいしゃさんに
加盟したのは?
私どもは1997年当時、福岡子供の歯を守る会、現well being 中村譲治先生に予防のいろはをご教示頂いて以来、25年にわたって地域の歯科予防に取り組んで参りました。当時はまだ治療に先立って予防から始めるという概念は、根付いておらず、虫歯はできるもの、できたら治療すれば良いと言う考え方が依然としてあった時代でした。
また、小児の口腔育成についてもある程度永久歯が生え揃ってから矯正治療を始めていた時代で、なぜそのような状態になってしまったか?病態に至った原因を多角的に精査、検証し、演繹的診断の上に原因を可及的に取り除きつつ、機能の回復をし、その後審美的部分の解決と言う考え方もほとんどない時代でした。
言うまでもなく、う蝕や歯周病は、人から人にうつる感染症であり、特にむし歯に関しては古くから母子感染という、お母さんを悪者にした表現がとられるほどでした。
今の子どもたちの口腔領域問題
今の子どもたちの口腔領域問題は、ほとんど呼吸と嚥下です。不思議に聞こえるかもしれませんが今の子ども達は、正しく呼吸をし、正しく嚥下することができません。
その事によってより感染しやすい状況や自己免疫の低下、またアレルギー体質などさまざまな疾病をひきおこす原因になっています。
母子感染ではなく、母子観閃!
赤ちゃんの抱っこの仕方、授乳の仕方、離乳食をあげるときのスプーンの使い方ひとつとってものちのちに、呼吸や嚥下に影響する大事なポイントがたくさんあります。
母子感染ではなく、母子観閃です。子供にとって大好きないつもそばにいるお母さんには、こどもさんの何気ない仕草や癖、また呼吸や呑み込みの様子を観察して気づいて欲しいことがたくさんあります。
すずらん歯科医院の理念
すずらん歯科医院では、子どもさんを感染症であるう蝕や歯周病から守り、また生きる上で大切な呼吸や嚥下を正しく獲得して頂きたいと願っております。
そのことで質の良い睡眠をとっていただき、脳を守り育て健やかな成長を、お母さんだけじゃなく、その子どもさんを取り巻く周りの大人達、つまりはお母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、みんなと協力して見守りたいと考えております。
すずらん歯科医院は、その理念のもと、ママとこどものはいしゃさんに加盟し、日々スタッフと研鑽を重ねて参ります。