今後の歯科医院による社会貢献として
子育て支援(食育と息育)
食育
私たちは、「口腔は健康の入り口」 と考えています。
人間は二足歩行になることで発達した大脳を獲得し、個体的にも発生的にも重力に抵抗するように成長し、重力に抵抗できず衰えていきます。
また 捕食→移動→生殖の順に成長し、またその逆に衰えていきます。
その根幹をなすのが食です。
「人は口から物を食べられる間は、人間としての品位と尊厳を持って生きられる」
という考え方のもと、介護の場でも終末期の食についてのさまざまな考察や取組みが行われています。
また身土不二という言葉は二通りの読み方があり一つは
「しんどふに」・・・身(今までの行為の結果:正報)と土(身がよりどころにしている環境:依報)は切り離せない。
「しんどふじ」・・・大正時代食養会が創作した食養運動のスローガンで「地元の旬の食品や伝統食が体に良い」というものです。
いずれも 食育を考える上で心に響く美しい言葉だと思います。
私たちは、食育の専門家を配置し、食の大切さ、口腔の健康を単に食の知識や体験を通して若い世代、未来を担う世代に伝えるだけでなく人生100年時代に対応できる食育の支援を行います。
息育
息育(そくいく)という言葉は、聞きなれないかもしれませんが、今の子供たちにとって大きな問題は、正しい息の仕方、正しい飲みこみ(嚥下)が出来ないことです。
口呼吸に伴う口腔の形態の変化だけじゃなく、生活スタイル、食事のとり方、一日の歩行の減少、自律神経の乱れなど、様々な要因が背景にあります。
私たちは虫歯や歯周病がないことだけが口腔の健康ととらえず、全身の健康に良い口腔の健康のための治療やアドバイスを行える歯科衛生士や歯科助手の育成を10年以上行って参りました。
その経験を生かし、子育て世代のお客様に対して、身近な健康アドバイザーとしての役割として様々なセミナーや無料相談会を開催し、また各種イベントを通して患者様の健康に貢献できればと考えております。