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インプラント

インプラントとは

インプラントは、歯を失った場合の治療法の一つです。
近年では、入れ歯やブリッジに次ぐ第3の治療法として注目されています。

入れ歯やブリッジを使用している方は、インプラントを検討すると良いかもしれません。
インプラント治療をお考えの方は、ご参考にしてください。

インプラントという言葉を聞いたことがあっても、「どんな治療なのかわからない」「興味はあるけど、漠然としたイメージしかない」という方もいらっしゃるでしょう。

「インプラント=歯の治療」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、インプラントは「体内に設置する医療機器・材料」です。

歯科では、顎の骨に埋め込む人工歯根を「インプラント」または「デンタルインプラント」と呼んでいます。
インプラントは、他の分野に比べて歯科分野での取り扱いが多いため、「インプラント=歯科用インプラント」と考えられています。

インプラント

インプラント治療が可能な方

事故や歯槽膿漏、虫歯などで歯を失ってしまった方や、生まれつき歯がない方でもインプラント治療を受けることができます。
1本の歯からすべての歯まで治療が可能です。

しかし、インプラント治療は誰でも受けられるわけではありません。
インプラント治療は手術が必要なため、全身状態が悪い方やインプラント埋入部分の顎の骨が弱い方は治療を受けられない場合があります。

また、高血圧などの循環器系疾患、心臓病、喘息、糖尿病、骨粗鬆症などの呼吸器系疾患の既往がある方は注意が必要です。

他の基礎疾患をお持ちの方は、事前にご相談ください。

インプラント治療が可能な方

インプラントの概要

インプラント治療では、生体親和性の高い金属であるチタンやチタン合金でできた人工歯根を、手術によって顎の骨に埋め込んでいきます。
骨に埋まっている部分をインプラント(人工歯根)といい、これにアバットメントと呼ばれる義歯の連結部に相当する部分を取り付け、義歯を被せる(ツーピースインプラント)。

また、インプラントとアバットメントが一体化したものがあり、義歯は1本だけ装着されます(ワンピースインプラント)。
インプラントは、義歯をしっかりと固定し、歯根の機能を回復させ、自分の歯のように噛めるようになるのが大きなメリットです。

異物感なく話せますし、セラミックやジルコニアで義歯を作ることで、見た目も天然歯とほとんど変わりません。

インプラントの概要

一方、デメリットは、治療費が高額になることです。

インプラント治療は原則保険適用外であり、健康保険もないため、自費診療となるため高額になります。
ただし、外傷や腫瘍などで顎の骨を失った場合や、骨移植を行った場合、先天的に歯や顎の骨がない場合は、健康保険が適用できる可能性があります。

事前に医師にご相談ください。
インプラントの治療期間は約4~6ヶ月で、施術後も定期的なメンテナンスが必要です。

治療費は、インプラントの種類やお口の中の状態によって異なります。

インプラントのメリットとデメリット

インプラント治療を検討する際には、事前にメリットとデメリットを知っておくことが大切です。
メリットばかりに目が行きがちですが、治療後に「こんなはずではなかった」と後悔しないように、デメリットも理解しておきましょう。

インプラントのメリット

1.自分の歯のように噛むことができる インプラントの最大のメリットは、自分の歯と同じように噛めるということです。
ブリッジや入れ歯では強く噛むことが難しく、熱いものを食べたり飲んだりすることに抵抗がある方もいらっしゃいますが、インプラントではその心配がありません。
2.簡単なケア インプラントは手術後、定期的なメンテナンスが必要ですが、通常の歯と同じようにブラッシングでセルフケアできます。
入れ歯のアタッチメントを洗浄するような面倒な作業はありません。
3.周囲の健康な歯を保護する 人工歯根に1本ずつインプラントを埋め込んでいくため、1本1本が独立した歯になります。
そのため、ブリッジや入れ歯とは異なり、周囲の歯に傷をつけたり、悪化させたりすることがありません。
負担がかかった歯の寿命は短くなるため、できるだけ周囲の歯を残したい方におすすめです。
4.耐久性 インプラントは、主にチタンやチタン合金などの金属でできています。
この金属は生体親和性が高く、顎の骨としっかり結合しているので、強い噛み合わせにも耐えられる強度があります。
また、定期的なメンテナンスを行い、きちんと手入れをすれば、10年以上使用することも可能です。
5.見た目が良い 口元の印象は、歯並びによって大きく左右されます。
入れ歯やブリッジの場合、色が自然でなかったり、金具が見えたりして、印象が悪くなることがあります。
天然歯と変わらない見た目のインプラントなら、会話や飲食の際に口を開けることに抵抗ははありません。
6.骨量減少の防止 天然歯が歯根を失うと、噛んだときに刺激が骨に届かなくなります。
刺激を受けなくなった骨は徐々に痩せていき、周囲の歯に影響を与え始めます。
インプラント治療では、顎の骨に人工歯根を埋め込み、噛んだときにその刺激が骨に伝わるようにします。
毎日噛んで刺激を与えることで、顎の骨を健康に保つことができるのです。

インプラントのデメリット

1.保険が適用されないため、高額になることがある 通常インプラントは基本的に健康保険が適用されません。
自費診療となるため、他の治療法に比べて治療費が高くなります。
また、治療にどれくらいの費用がかかるかは、人によって異なります。
施術前にカウンセリングを受け、費用を確認し、施術を開始するのがベストです。
健康保険はありませんが、インプラントの治療費は医療費控除の対象となります。
医療費控除とは、1年間に10万円以上の医療費がかかった場合、所得に応じて医療費の一部が払い戻される制度です。
インプラント治療を受ける場合、医療費控除を申請することで、治療費の負担を軽減することができます。
2.治療期間が長い インプラント治療の期間は、個々の症状によって異なりますが、およそ4~6ヶ月です。
他の治療法に比べて治療期間が長いため、インプラント治療を受ける前に、必ず治療期間を確認してください。
3.定期的なメンテナンスが必要 インプラント周囲炎を予防するためには、術後の定期的なメンテナンスが必要です。
4.手術が必要 インプラント埋入手術は、麻酔を使う手術です。
安全な麻酔を確保するため、健康状態が良好でない場合は、手術ができません。
慢性疾患や基礎疾患をお持ちの方は、診察時に施術を受けられるかどうか、事前にご相談ください。

インプラント治療の具体的な手順

インプラント治療の流れは「前処置、手術、術後」の3つに分かれます。
ただし、これはあくまで一例です。
患者様によって、流れが若干異なる場合があります。

前処置

インプラント治療は外科手術なので、治療を希望してもすぐには始めることはできません。
丁寧なカウンセリングを行い、歯の状態、口の中の状態、全身状態などを確認します。
その後、CT、血液、心電図などの臨床検査、歯周病検査などを実施します。
その中でも、CTは治療計画を立てる上で重要な検査です。
CTとはComputed Tomographyの略で、コンピュータを使って体の断面を撮影する装置です。
歯を支える顎の骨には多くの神経や血管が通っているため、CTスキャンは歯科専用に使用されています。
CTデータと口腔内データをもとに、正しい位置にインプラントを埋入するためのガイドを作成します。
術前検査の後、その結果をもとに治療担当医と一緒に治療計画を立案します。
具体的な治療時間、手術時間、費用などをよくご確認ください。
治療計画に納得・同意の上、手術を行います。

手術

インプラント埋入手術は、麻酔を使用して行われます。
一般的な歯科医院と同様に局所麻酔を使用します。
インプラント埋入手術には、1回の手術で済む「1回法」と、2回に分けて手術を行う「2回法」があります 。

1回法
歯肉を切開し、顎の骨にインプラントを埋めるための穴を開けます。
その後、開いた穴に、インプラントと人工歯をつなぐ役割を果たすアバットメントを装着した一体型のインプラントを挿入します。
ツーピースインプラントを使用する場合、インプラントを埋入した後にアバットメントを装着し完成させます。
2回法
歯茎を切開した後、顎の骨にドリルで穴を開け、インプラントを埋入します。
そして、開けられた穴にインプラントを埋め込み、インプラントの上部の穴を覆います。 切開した歯茎を縫合して、1回目の手術は終了です。
2ヵ月後、インプラントが顎の骨にしっかりと固定されたら、2回目の手術を行います。
歯肉を切開し、キャップを外す。 その後、アバットメントを装着します。
手術方法は顎の骨の状態によって異なります。
1回法では、インプラントを埋入するために十分な量の顎骨が必要です。
一方、顎の骨が足りない場合は、2回法で行います。
施術時間はインプラント1本につき約5~15分です。
仮歯の調整も含めると、1本あたり約1時間かかります。

手術後のメンテナンス

インプラント埋入手術を行った後は、定期的なメンテナンスと歯周病の予防が必要です。
放置するとインプラント周囲炎を起こしやすいので、予防のために1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年などの定期検診が必要です。
その後、問題がなければ、およそ年1回の検診で問題ない状態になります。

インプラントは毎日のホームケアと定期的なメンテナンスが最需要

メンテナンス

インプラントを長く使うためには、適切なセルフケアと定期的なメンテナンスが重要です。
メンテナンス時には、固定状態、被せ物、咬合状態を確認し、インプラント周囲炎の検査をします。

インプラント周辺に何らかの炎症があると、骨の癒着やインプラントの喪失につながるため、定期的なチェックが非常に重要です。
さらに、自宅でのセルフケアに合わせたブラッシング方法の指導や、患者さん一人ひとりに合ったセルフケア用品の提供なども行っています。

インプラントは自費診療ですが、周りの歯に負担をかけず、口の中の違和感も少なく、自分の歯と同じように使うことができるのです。
噛むという行為は、私たちの健康に大きな影響を与えます。

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